
【油圧装置】待機電力の「見逃し」がムダを生む|〜中小製造業の光熱費削減はここから〜
- コストを削減したい
- #省エネ診断
- #エネルギーを見える化したい
2025/07/31
なぜ油圧装置がエネルギー削減のカギなのか
金属加工業やプラスチック成型業など、多くの中小製造業で使用されている油圧装置は、加工工程に不可欠な機械のひとつです。しかしその一方で、加工していない待機状態でも油圧ポンプが電力を消費し続けるという特性があり、工場全体のエネルギー使用に占める割合が大きくなることがあります。
特に、待機時でも定格電力の50〜70%程度を消費しているケースが多く、これは大きなムダに直結します。現場では意外と見落とされがちなこのムダなエネルギーを把握することが、光熱費削減の第一歩となります。
待機時の電力計測が無駄の”見える化”につながる
油圧装置の待機電力は、目視では分からず、計測によって初めて実態が明らかになることが多くあります。
ESJが実施しているエネルギー診断では、設備ごとに電力計測を行い、運転・停止・待機の状態を時間軸で把握します。
計測で明らかになった事例
昼休憩や段取り替えの時間帯にも油圧装置が稼働状態のままとなっていると、1日あたりは数時間の待機時間だとしても、年間にすると数百万円単位の光熱費削減が期待できるという測定結果となりました。
待機電力削減のポイントと対策
1.自動停止設定の活用
油圧ユニットに対してアイドルタイマーやPLC連動制御を設定することで、一定時間操作がなければ自動的に停止するようにできます。
2.稼働スケジュールの最適化
製造工程のスケジューリングを見直し、待機時間を削減できるよう工程間の調整を図ることも効果的です。
3.台数・能力の適正化
装置の能力が過剰な場合、必要以上のエネルギーを常時消費していることがあります。適正な設備選定も検討ポイントです。
診断で見える無駄、変わる現場
ESJ(エネルギーソリューションジャパン)では、経産省「IT診断」や環境省「SHIFT事業」などの制度を活用し、中小製造業向けの専門的なエネルギー診断を実施しています。
これまでに金属加工業・プラスチック製品業・印刷業をはじめ、数多くの企業のCO2削減とエネルギーコスト削減提案を行ってきました。
油圧装置をはじめ、設備の「見える化」を導入された企業の多くで改善が進んでいます。
まずは診断で現状把握から
自社でも油圧装置やその他の設備でも待機電力が無駄になっているかもしれない――。
そう感じた方は、まずエネルギー診断の受診をおすすめします。
補助金を活用することによって、実質無料〜低コストで賢く診断を受けることも可能です。
詳しくは、ESJの「エネルギー診断活用セミナー」や無料相談をご活用ください。
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