
ポンプ・ファンの省エネ対策|インバータ制御でコストもCO2大幅削減
- コストを削減したい
- 空調設備
- 熱源設備
- 給湯設備
- 圧空設備
- #省エネ診断
2025/06/12
インバータ制御とは?~導入のメリットをわかりやすく解説~
製造業において、“多くの割合を占める電力コスト”の削減は非常に大きな課題です。
工場で使用する動力設備の中でも、常時稼働している設備は、そのものの出力があまり大きくなくても、比較的多くの電力を使用しています。こうした常時稼働の設備は、運用を見直すことによりエネルギーコストと同時に、CO2排出量の削減も可能となります。
常時稼働している設備の中でも、特にポンプやファンに有効な対策が「インバータ制御」の導入です。
インバータ制御とは?:モーターの回転数を電力の周波数制御によって可変させ、必要な風量・流量に応じて最適運転を行う技術です。
出典:環境省|温室効果ガス排出削減等指針>削減対策の絞り込み検索より
環境省の試算によれば、ポンプ設備にインバータ制御を導入することで、約44%のエネルギー使用量削減が可能とされています。
インバータの導入、活用については、八紘テクノ株式会社様のウェブサイトにて解説されていますので、さらに詳しく知りたい方はご参照ください。
インバータ導入による省エネが有効な運用事例
製造業の現場では、ポンプやファンなどの動力設備を常時稼働しているケースは少なくありません。たとえば、以下のような状況に心当たりはありませんか?
- 状況に関係なく常時フル稼働
- 稼働時間の長いポンプ・ファン設備を保有
- 流体をバルブの開閉度で運用している
- 換気をダンパーの開閉度で運用している
こうした運用方法は、エネルギーの無駄につながっている可能性がありますが、インバータ制御を取り入れることにより、必要な風量・流量だけを供給し、ムダな電力消費を大幅に削減することができます。
自社の現在の運用にインバータ制御を導入するとどの程度の効果が期待できるかは、
ESJの「脱炭素診断」が有効です。脱炭素診断は、専門家が様々な計測器から収集したデータを分析することにより、エネルギー使用状況を見える化し、現状の課題と改善提案による現実的な効果をセットでご提供するサービスです。
よくあるご質問と導入前のチェックポイント
Q. インバータ制御の効果はどれくらい?
A.運用状況により、20〜40%の削減ポテンシャルが見込めます。
Q. 設備を止めずに導入できますか?
A.既存の盤改造工事が発生するため設備を停止する必要があります。
Q. どんな設備でも対応できますか?
A.対象のモーターや設備の条件により異なるため、まずはご相談ください。
まずは簡易診断からはじめてみませんか?
エネルギーコストの削減は、まず現状を「知ること」から始まります。
ESJでは、
- エネルギー使用の見える化
- 課題の抽出と省エネ提案
をセットでご提供しています。中小製造業を中心に支援実績多数!
CATEGORYカテゴリー
-
業種でさがす
-
設備でさがす
-
お悩みでさがす
-
導入事例でさがす