【砕石・採石業】重機の更新にも経産省”省エネ補助金”が使える!
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- 設備更新をしたい
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2025/12/22
~老朽化重機の更新を補助金で効率的に進める方法と、採択率を高める“省エネ診断”の重要性~
砕石・採石・石灰石事業で「重機更新」が課題になっている背景
砕石・採石・石灰石事業では、破砕機やスクリーンのほか、ホイールローダー・ダンプ・油圧ショベルなどの重機の老朽化は、以下の理由から大きな経営課題となります。
- 修繕費が高い
- 重機の更新費用が高額
- 旧式重機は燃費が悪い
- 稼働時間が長く摩耗が早い
- トラブルによる生産停止リスク
多くの企業で「重機の更新は省エネ補助金の対象外」と思われていますが、実際には対象となるケースあります。
それは、「場内でしか使用しない重機」に対しては、補助対象となり得るというものです。
ここからはその方法について詳しく解説します。
実は、重機の更新にも経産省「省エネ補助金」が活用できます
それは、(III)設備単位型からアップグレードし、事業場全体で省エネを図る設備等の導入を支援する「(I)工場・事業場型」にオーダーメイド型設備として申請する方法です。
中小企業投資促進枠で申請する場合の省エネ要件は、原油換算量ベースで以下のいずれかを満たす必要があります。
- 省エネ率+非化石割合増加率:7%以上
- 省エネ率+非化石割合増加量:500kl以上
- エネルギー消費原単位改善率:5%以上(注)
(注)エネルギー消費原単位改善率での申請は、設備更新後において、生産量が増加、かつエネルギー消費量が増加する事業に限られます。
しかし重機更新単体では省エネ効果が要件に届かない場合があります。
そのような場合、ESJでは省エネ診断を併用し、事業場(プラント)全体の省エネ量を積み上げることで採択率のアップを図ります。
ESJが提供する“砕石プラント向け”省エネ診断の特長
主な特長:
① 業界特有の設備に精通した技術スタッフ
② 重機+破砕設備+補機を組み合わせた省エネ提案
③ 補助金採択に必要な根拠資料の整備が可能
砕石プラントでよく見られる省エネ対策例
ESJでは砕石プラントの補助事業申請、エネルギー診断の実績が豊富です。事業場の特性や事業者の要望を踏まえ、実現性の高い対策を提案します。
- 破砕機更新時の電気容量ダウンや生産能力アップによる稼働時間の短縮
- コンベヤ・スクリーンの合理化・インバータ化
- 省エネ型重機への更新
- エンジン式破砕機の電動化
補助金を活用した重機更新の進め方
では実際に省エネ補助金を活用して重機の更新を進めるには、どのような段階を踏んでいくことが望ましいのでしょうか。
Step1:“中長期的な視点“で更新の可能性がある設備を検討する
Step2:要件のクリアを確認(場合によって省エネ診断等で省エネ量の積み上げ)
Step3:申請枠の決定
Step4:申請書類の作成
Step5:申請・交付決定
STEP1~3を丁寧に確認し進めることが、省エネ補助金を活用した重機更新にはとても重要です。
省エネ補助金の対象になるケースがあります。
「そもそも対象になるのか?」という段階からご相談いただけます。
まとめ:まずは診断で「採択可能性」を確認しませんか?
重機更新は継続的な生産性・燃費効率・安全性につながります。
そして省エネ補助金と組み合わせることによって投資負担を軽減することができますが、上記のSTEP1~3
を丁寧に確認することが省エネ補助金を活用した重機更新にはとても重要です。
ESJでは砕石プラント特有の設備構成を踏まえた、省エネ診断×申請支援をワンストップで提供しており、設備更新検討の初期段階のご相談も受け付けています。
物価高による資材高騰は未だ落ち着く気配がありません。重機や設備の更新をご検討中の企業様はお気軽にご相談ください。
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