
設備の高効率化と統合で省エネ・CO2削減とデマンド削減も実現
- コストを削減したい
- 設備更新をしたい
- 補助金を活用したい
- デマンド・見える化
2025/10/03
目次
▼ デマンド削減の方法について今すぐ相談する ▼
はじめに
「電力デマンド削減」という言葉を聞くと、電気料金の基本料金対策という印象が強く、CO2削減には直結しないと感じる方も多いかもしれません。
確かにデマンド削減は、電気代を減らすための入口として有効です。と、同時に将来的に大きな省エネ・CO2削減に繋がる重要な取り組みでもあるのです。
本記事では、デマンド削減をきっかけに、設備の高効率化や統合を進め、大幅な削減効果を得るための具体的なステップをご紹介します。
1. デマンド削減は「省エネ・CO2削減」の第一歩
デマンド(最大需要電力)を抑えると基本料金が下がることはご存じの方も多いでしょう。デマンドを抑えた結果、電力コストが低減したことが社内で共有されると、次のような好循環が生まれます。
- 最大電力への意識が根づき、余剰運転の見直しが進む
- 使用量の見える化が進み、ムダの特定が容易になる
- 全社で省エネ活動が定着しやすくなる
つまり、本格的な省エネ・CO2削減の起点になるといえます。
2. 大きな削減を狙う3つのステップ
2-1. 高効率設備への更新(更新効果の即効性)
老朽化したコンプレッサー、ボイラ、空調は、最新の高効率機器へ更新することで電力・燃料の大きな削減が期待できます。
例: 高効率空調機、インバータコンプレッサー、高効率ボイラ など
2-2. インバータによる負荷追従(制御最適化)
ポンプ・ファン・モーターにインバータを導入することで、負荷に応じた稼働(必要な分だけ運転)が可能となり、余分な電力消費を抑えられます。
例: 定風量→可変風量(VAV)、定流量→可変流量(VFD)化 など
2-3. 運転条件の見直し(運用改善)
夜間・休日の不要運転停止、立ち上げ・停止条件の最適化、設定温度の適正化など、運用改善だけでも削減できる余地は大きいものです。
3. 設備の統合・集約で“構造的削減”
さらに踏み込んだ削減を狙うには、生産設備の稼働データを計測し、稼働率を正確に把握することが欠かせません。
設備の稼働データを計測することで実態を詳細に把握し、計測結果から稼働率の低い設備を統合・集約することによって大幅な削減が可能です。
台数過多やムダなプロセスの是正によって、
- 待機損失・無負荷損失の削減
- 高効率側への負荷集中により平均効率が向上
- 配管・ダクト系の圧損減少で動力が低下
- 余剰設備の停止・撤去で保守費が低減
などの効果が望めます。
4. ESJの支援
ESJ(株式会社エネルギーソリューションジャパン)は、経験豊富な診断員によるエネルギー診断を通じて、電力データの見える化から主要設備の特定、補助事業活用を見据えた更新・統合の計画策定、補助事業の実行支援までトータルでサポートしています。
エネルギー診断で明らかになった対策提案により、単体設備の更新にとどまらない、複合的な対策を組み合わせることで、削減率アップを実現し、採択される可能性の高い申請を行います。
まとめと次のアクション
デマンド削減は省エネ・CO2削減の入口です。
デマンドを監視しながらの生産活動に限界を感じているなら、ぜひエネルギー診断の受診をおすすめします。
主要設備の特定から高効率化や統合・集約でエネルギー使用量を大幅削減し、結果としてデマンド低減と省エネを同時に実現できます。
来年度の補助金活用を見据え、今からエネルギー診断と補助金活用の計画を進めましょう。
まずは現状把握(簡易診断/部分診断)からESJにご相談ください。
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