
競合に差をつける!設備投資の進め方
- コストを削減したい
- 設備更新をしたい
- 補助金を活用したい
- #生産設備
2025/09/12
製造業にとって設備更新は避けられない課題ですが、単に老朽化した設備を置き換えるだけでは競合との差別化は難しいのが今の脱炭素社会の現実です。
この記事では、ただ老朽化した設備を更新するだけではなく、省エネ効果の高い設備に更新することにより、光熱費、CO2排出量の低減による「脱炭素化」で競合との差別化を図り、取引先へのアピールにつなげるための補助事業活用について解説します。
設備更新は「差別化のチャンス」
老朽化した設備を単純に同じものに更新するだけでは、同業他社との差は生まれません。
一方で、エネルギー効率の高い設備や生産性を高める設備への投資は、コスト削減と脱炭素化の両立を実現します。
これはサプライヤー企業にとっても、Scope3への対応を求める大手企業からの要請に応えることとなるため、取引先への強力なアピールポイントとなります。
高効率な設備更新が差別化につながる理由
1. ランニングコスト削減による価格競争力の強化
高効率設備は、従来の設備に比べて電力・燃料使用量を大幅に削減できます。
例えばモーターやボイラーを更新ることにより、毎月の光熱費を数十万円規模で削減できるケースもあります。
コスト削減はそのまま利益率向上につながるため、
- 同じ価格で販売しても利益が確保できる
- 価格を下げて競合より優位に立てる
可能性があります。
2. CO₂排出削減による「取引先評価」の向上
近年、大手企業はサプライチェーン全体でのGHG排出量削減(Scope3)を進めています。
高効率設備を導入することで、直接排出(Scope1・2)の削減だけでなく、間接的に取引先企業の排出削減にも貢献できます。
これは調達先の評価指標に直結するため、「環境対応の進んでいる企業」として認知され、取引を維持・拡大する可能性が高まります。
3. ESG・金融面での優遇
設備の省エネ化・脱炭素化は、金融機関の融資や補助金の評価項目でもプラスに働きます。
「省エネ・CO₂削減の実績がある=返済能力・事業継続性が高い」と評価されやすく、資金調達を有利に進められます。
同じ融資を受ける場合でも、旧式設備のままの企業と比べると、投資の信用力に差がつきます。
4. 人材確保やブランド価値の向上
環境に配慮した企業姿勢は、若い世代の人材や地域社会からの信頼につながります。
「省エネ・脱炭素を進める会社」は、脱炭素を取引維持の手段として捉えた「持続可能性」のイメージが、採用や社員定着率の面でプラスとなり、結果的に競合との差を広げる要因になります。
👉 このように、高効率設備への更新は単なる設備投資に留まらず、コスト・取引先評価・金融調達・人材確保といった多面的な競争優位性を生み出す投資 なのです。
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経産省の補助金を活用するメリット
省エネ設備や高効率機器の導入には多額の投資が必要ですが、経済産業省が展開する補助金制度を活用することで、導入コストを大幅に軽減できます。
例えば以下の補助金は、中小製造業でも広く活用されています。特に、省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金の(I)工場・事業場型には中小企業投資促進枠があり、要件を満たせば、オーダーメイド設備の設計費のほか、設備費・工事費が補助対象となり、補助率も1/2と中小企業の設備更新を力強く後押ししています。
参考サイト:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
参考記事 :設備更新、同じものにしていませんか?
コンサルタント活用で成功率を高める
補助金の申請は複雑で専門知識が求められます。
また、申請には準備が不可欠ですが、この準備に時間をかけること補助金申請の成功を左右します。
経験豊富なコンサルタントに依頼することで、採択率の向上や申請準備の効率化が可能です。
ESJでは、診断から補助金申請、成果報告まで一貫したサポートを提供し、多数の企業で採択実績があります。
競合に差をつけるための次の一歩
設備更新を検討している今こそ、補助金活用と省エネ化の両立を目指すことが重要です。
資金調達を銀行融資に頼るだけでなく、補助金を組み合わせることで投資効率を高め、競合よりも有利な立場を築けます。
ESJでは、設備の状況や業種に応じて、最適な補助金制度と高効率設備を提案します。
無料相談も随時受付中です。お気軽にお問い合わせください。
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