
製造業が「設備更新に補助金を活用するメリット」と「成功事例」
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2025/09/05
製造業において設備の老朽化は避けられない課題です。しかし、高効率設備への更新には多額の投資が必要であり、資金面のハードルが経営判断を鈍らせる大きな要因となっています。こうした中で注目されているのが「補助金の活用」です。本記事では、補助金を活用して設備更新を行うことの多角的なメリットの解説と、成功事例を紹介します。
補助金活用で導入経費を大幅に削減
補助金を活用する最大のメリットは、初期投資の負担を軽減できる点です。
経済産業省が実施する「省エネルギー投資促進支援事業費補助金(Ⅲ・Ⅳ類型)」などは、設備単位での申請が可能で、採択されれば更新費用の1/3~1/2程度が補助され、投資回収期間を短縮し、設備更新を現実的な選択肢にできます。
参考記事:「老朽化設備の更新に補助金を活用|経産省省エネルギー投資促進支援事業費補助金と準備スケジュール」
省エネ効果によるランニングコスト・CO2排出量の低減
省エネ効果の高い設備に更新することは、光熱費の削減だけでなく、CO2排出量の低減にもつながります。
例えば、高効率ボイラーやインバータ制御付きモーターの導入によって、年間のエネルギー使用量を大幅に削減できるケースがあります。これは単なるコスト削減にとどまらず、取引先からのカーボンニュートラル要請やESG対応にも直結する重要な取り組みです。
当社支援事例に見る活用の事例
省エネ/省コスト事例:砕石業A社様
(課題)
- 砕石プラントの老朽化
- 過大な設備仕様
- コスト削減
(解決策)
- 経済産業省の先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用
- 過大仕様の破砕機4台を撤去し新たな3台の破砕機に集約
- コンベア等の搬送設備も合理化
(効果)
- 設備投資費の低減:投資額に対し1/2の補助
- 維持管理費の低減:▼13.8百万円/年
- エネルギーコスト削減:▼11.9百万円/年
自動化/省力化事例:クリーニング業B社様
(課題)
- 自動化、省力化
- コスト削減
- バッチ式を連続式へ
(解決策・効果)
- 経済産業省 先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用(補助率10/10)
- バッチ式設備を連続式のシステムに更新
- 可能な限り自動化・省力化を図り、従業員負担を削減 ⇒ 生産性向上・エネルギー原単位改善
生産性向上事例:再生プラスチック製造業C社様
(課題)
- カーボンニュートラルの取り組み
- 生産性の向上(売上UP、エネルギー原単位/原単価の削減)
- 老朽化設備の更新
(解決策)
- 経済産業省の先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用
- 老朽化した押し出し機の生産性を維持しながら一部を集約
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生産性を維持しながら進められる
補助金申請は複雑で時間がかかるため、申請作業に追われて本業の生産活動に支障をきたすケースが多くあります。
ESJでは、多くの製造業の補助金申請を支援してきた実績と、専門家による現場調査・データ分析を通じて、最適な申請内容を設計し、採択率の向上と生産活動の両立を可能にしてきました。
リソースの少ない中小企業においても、申請手続きに必要な人材を割く必要がないため、生産性を維持したまま設備更新を進めることが可能です。
まとめと次のアクション
補助金を活用した設備更新は、単なる経費削減にとどまらず、ランニングコスト低減、CO2排出削減、さらには企業価値の向上につながる多面的なメリットがあります。
一方で、制度の理解や申請準備には専門的な知識が求められるため、経験豊富なパートナーと連携することが成功の鍵です。補助金申請時の最適なコンサル選びについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ESJでは、省エネ診断から補助金申請、設備導入までをワンストップで支援しており、多くの企業から高い評価をいただいています。
- 省エネ、省コスト
- 自動化、省力化
- 生産性向上
に課題をお持ちで設備更新を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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