
「見える化」成功のカギは「スモールスタート」
- コストを削減したい
- 先進的な技術、製品、制度情報を知りたい
- CO2の見える化をしたい
- デマンド・見える化
- #生産設備
- #省エネ診断
- #エネルギーを見える化したい
2025/07/11
導入の壁となる「範囲の広さ」
見える化の導入を検討する中小企業にとって、最も大きな課題の一つが「どこまで見える化すればよいか」という範囲の問題です。
設備や工程が多岐にわたる場合、すべてを一度に「見える化」すると、コストが膨らみ、その結果、導入をためらってしまうケースが多く見られます。
スモールスタートで始める理由
削減効果を明確に
見える化を成功させる第一歩は、全体を俯瞰するのではなく、
“重要な設備や工程に絞って始める” ことです。
特に、エネルギー使用量やCO2排出量の大きい設備から着手することで、削減効果が明確になり、社内の理解や投資判断も得やすくなります。
※電力の見える化における進め方について詳しく解説した記事はこちらです。
対象を絞り込むから、「コストを抑えて導入」が可能に
- 補助金の活用
中小企業には見える化導入を後押しする国や自治体の支援制度が多数存在し、
見える化システムの購入費用が補助対象となる支援も存在します。 - 専門家の活用
支援制度を活用する場合の多くは、専門家による見える化データの収集、分析が条件となっており、効果的な改善策の提案を受けることが可能です。
ESJでは、過去に数多くの中小製造業の見える化支援を行ってきましたが、スモールスタートで始めた企業ほど、早期に効果を実感し、段階的に見える化範囲を広げていく傾向があります。
どこから着手すべきか?
見える化のスタート地点を選ぶには、次のような手順がおすすめです。
エネルギー使用量の多い設備を特定する
機器リストやブレーカーリストを活用し、消費エネルギーが大きい設備を洗い出します。
事例:生産設備(加熱炉、加工機、成型機、レーザー加工機、印刷機など業種によって異なります)、空調設備、コンプレッサー、ボイラなど
改善インパクトの大きい工程を選定する
削減した場合のコストインパクトが大きい場所から始めることで、投資対効果の良い対策が得られやすくなり、初めの一歩を踏み出しやすくなります。
見える化による改善事例
金属加工業
複数台の加工機に計測器を設置→アイドル運転のムダを発見、年150万円の電気代削減
樹脂成形業
成形工程を対象にデータ収集→昇温タイミングを最適化し、年間45万円の電気代削減
こうしたスモールスタート事例からもわかる通り、最初から完璧を目指すのではなく、
“一部から始めて成果を確認しながら広げる”アプローチが鍵となります。
ESJがサポートできること
エネルギーソリューションジャパン(ESJ)では、以下のような支援を行っています:
実績ある診断員が対応し、現場に即したアドバイスと改善策を提示します。
次のアクション
「スモールスタートなら自社も導入できそう」と感じた方は、まずは簡易診断や無料相談をご利用ください。
ESJでは、貴社の状況に応じた最適な進め方をご提案いたします。
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