ご相談時の背景と課題
これまでの環境改善活動は、主に設備導入と担当者だけの活動に留まっている。
社員全員参加で環境改善できる会社にするため、見える化を通じてやりがいとコスト削減に繋げたい。
- エネルギー使用状況
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- ほぼ電力100%
- 課題
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- 設備導入や設備更新に頼らない環境改善
- 担当者だけではなく、全社員が環境改善への意識を持って活動に取り組める制度の整備
- 改善を電力コスト削減につなげる仕組み作り
ご支援内容
- 2016年
- 環境省ポテンシャル診断事業を活用し、診断・機器導入事業を実施➡空調・ブロアの直流モーター化
- 2024年
- 環境省SHIFT事業を活用し、電力使用の見える化を導入
以降、より効果的な改善へとつなげるため、プロジェクトチームとのESJの定期的なミーティングを開催 - 2025年
- 中小企業版SBT申請を支援、認定取得
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脱炭素診断・計画策定支援
- データ計測による現状把握
- 削減余地の明確化
- 削減対策提案
- 脱炭素化計画
- 対策優先順位の明確化
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脱炭素・省エネ補助金申請
- 計画策定に基づいた設備更新計画の立案
- 申請書作成・提出
- 修正対応
- 設備更新後の年次報告
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中小企業版SBT申請支援
- CO2排出量算定
- 削減目標設定
- SBTi(申請窓口)の対応
支援成果
見える化によって、電力使用のピークを確認。
印刷機の運用を見直すことで、8月の電力使用量は目標値を下回る結果に。
その他にも見える化により各工程のロスが明確になったことで、機械稼働時間短縮に繋がる。
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CO2排出量削減率 約 33 % 2025年CO2排出量の削減率
(2022年比) -
コスト負担抑制額 約 1,300 万円 改善による電気料金の年間負担抑制額
(2022年比) -
補助金採択金額 約 0.2 億円 2016年ポテンシャル診断
機器導入事業(補助率1/2)
お客様の声
昭栄印刷株式会社
生産管理統括本部 課長 松田 康作 様 担当者主体の環境改善活動から、 全社員の意識改革で進める“環境に良い工場づくり”へ
- サービス活用前に感じていた不安や課題はありましたか?
以前から太陽光パネルの導入など、設備投資による環境改善には取り組んできました。
一方で、環境改善活動が担当者中心になっており、社員全体に「自分たちも環境改善に取り組んでいる」という意識が十分に浸透していないことが課題でした。また、当社では「どこの会社よりも一歩先を行く福利厚生」を目指す中で、年々女性社員も増えてきました。体への負担を減らし、女性も働きやすい職場環境を整えることも重要なテーマでした。
職場改善を進めることが、結果として環境改善や電力削減にもつながるのではないかと考えていました。
- 実際にご活用いただいた弊社サービスについて、印象に残ったことはありますか?
電力の見える化を行う前は、どの機械にどれくらい電力が使われているのか分からず、どこから改善に着手すればよいのか判断が難しい状況でしたが、電力の見える化によって使用状況が分かるようになり、ESJ様からの的確なアドバイスで、優先順位をつけて改善を進めることができました。
その結果、すぐに電力削減の効果が現れました。
リアルタイムに電力使用量を確認できるため、改善活動の成果として、社員にとっても達成感につながっています。専門の支援を活用して良かったことは、定期的に当社のプロジェクトチームとESJ様でCAP(Check:点検 → Action:改善 → Plan:次のアクション計画)会議を行うことで、社員の知識が着実に高まったと感じていることです。
自分たちの知識だけでは判断が難しい場面もありますが、そのような時にすぐ相談でき、悩みを解決していただける点は非常に心強いです。
また、社内だけでは気づきにくい視点からアドバイスをいただけることも、専門支援を活用して良かった点です。中小企業版SBT申請についてもサポートいただき、無事に認定を取得することができました。
今後、機械の入れ替えなどを行う際にも、補助金の提案や手間のかかる申請手続きを任せられる点に安心感があります。- 社内ではどのような変化や、また成果はありましたか?
これまでは、担当者が中心となって改善の意味を理解し、活動を進めている状態でした。
しかし、知識を得ることで、若手社員も環境問題を理解し、自ら改善活動に取り組むようになりました。また、環境改善は効率改善にもつながり、生産性向上にも結びついています。
ピークカットの取り組みは、電力削減にもつながりました。- これから取り組む企業や、同じような課題を抱えている企業に向けてひと言あればお願いします。
担当者一人で取り組むには限界があります。知識面でも判断が難しいことが多いため、専門的な支援機関を頼ることも重要だと思います。
また、社員全員で取り組むこと、社員一人ひとりに考えてもらうことが大切です。
定期的な会議の中で、支援機関から具体的な数字を示してもらい、「どうすれば改善できるか」を現場社員自身に考えてもらうことで、活動への納得感が高まります。外部の支援機関が発言することで説得力も増し、「やらされている」という感覚をなくすことにもつながります。
さらに、良い改善に対して会社が評価する仕組みをつくることも大切だと考えています。- これまでの取組結果を活かして、事業をどのように発展させていきたいかお聞かせください。
これまでは、電気代削減や設備投資など、いわば「守りの環境改善」に取り組んできました。
今後は、環境改善の取り組みを企業価値の向上につなげ、社外にも積極的にアピールすることで、売上向上にもつなげていきたいと考えています。
これからは「攻めの環境改善」にも取り組んでいきます。工場についても、引き続き「環境に良い工場づくり」をテーマに、プロジェクトチームを中心に改善活動を進めていきたいです。
ESJ支援担当者の声
エネルギーソリューションジャパン
(株)エネルギーソリューションジャパン 代表取締役 田﨑 剛史
見える化が、若手の実行力を引き出した省エネプロジェクト
昭栄印刷様とは創業の2015年からのお付き合いで、当初は空調設備の更新や印刷機のDCブロワ化といった専門性の高い省エネ施策をご支援させていただきました。
その後、2023年に当社の「電力見える化」に関するメールマガジンをご覧いただき、改めてご相談をいただいたことが今回のプロジェクトのきっかけです。
お話を伺う中で、単なる電気料金削減だけではなく、「若手社員の育成」という重要なテーマがあることが分かりました。
そこで、通常の見える化やエネルギー診断の枠組みにとどまらず、「未来プロジェクト」として活動されている若手メンバーを中心としたプロジェクト型の支援をご提案し、現状把握から対策立案、実行、効果検証までを伴走させていただきました。
プロジェクトを進める中で特に印象的だったのは、見える化によって課題が明確になり、対策の本丸であった印刷機の運転スケジュール見直しを実現されたことです。その結果、大きなデマンド削減効果につながり、私たちも大変驚かされました。
さらに驚いたのは、その成果そのもの以上に、若手メンバーの皆様が主体的に考え、行動し、これまでの「当たり前」を乗り越えていく推進力でした。
私たちは支援する立場でしたが、多くの学びをいただいたプロジェクトでもありました。
プロジェクトは一つの区切りを迎えましたが、昭栄印刷様はさらに先を見据えた新たな取り組みを計画されています。
カーボンニュートラルを常識にするというミッションを掲げた当社として、今後も微力ながら、その挑戦をご一緒させていただければ幸いです。
