ご相談時の背景と課題
SBT認定取得(2024年)後、更なるCO2削減を目指して対策を模索されていました。
同時に、老朽化設備の更新の必要性を感じながら、電力使用量などの設備ごとの稼働状況を把握できていなかったことから、
まずは社内においてその必要性の認識を得る必要があるという課題をお持ちでした。
- エネルギー使用状況
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- 電力:100%
- 業績が回復し使用量も増えてきている
- 課題
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- 設備単位でのエネルギー使用量を把握したい
- 台数の多いNC自動旋盤の稼働率・負荷率の可視化
- 将来的な設備更新や合理化の検討
ご支援内容
- 2024年
- 環境省SHIFT事業を活用した、脱炭素診断・脱炭素化促進計画策定支援を実施。
DX機器を活用し、電力の使用状況を見える化しました。
【対策の一例】
(課題)NC自動旋盤の非稼働時にも、コンプレッサーの電力負荷がほぼ一定化し、多大なロスが発生している。
(対策)NC自動旋盤エアー電磁弁を設置。生産に合わせた運転により、電力消費低減とCO2削減を図る。
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脱炭素診断・計画策定支援
- データ計測による現状把握
- 削減余地の明確化
- 削減対策提案
- 脱炭素化計画
- 対策優先順位の明確化
支援成果
SHIFT事業活用のきっかけとなった「設備ごとの電力使用量」を見える化した結果、
取り組むべき課題がデータによって明確となり、対策の実施にも理解を得ることができました。
この支援結果を基に、グループ企業でもSHIFT事業を活用しグループ全体のCO2、コスト削減を進められています。
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CO2排出量削減率 約 24 % SHIFT事業の対策実施における年間CO2削減率
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年間コスト削減額 約 275 万円 SHIFT事業の対策実施における年間コスト削減額
お客様の声
見える化によってさらに高まった従業員の環境意識が、グループの排出量削減を牽引!
白栄精工株式会社
執行役社長
古川 正明 様
- サービス活用前に感じていた不安や課題はありましたか?
以前にもコンサルタントに見て頂いた事がありました。
指摘は頂いたもの、具体的な解決方法の提示が無く、会社として講じるべき対策が明確になっていませんでした。
白栄精工㈱は高橋金属グループの一員であり、グループ全体のCo2排出量の半分以上を占めています。
そのため、グループの排出量削減には当社の取組が不可欠な状況でした。
当社はISO14001を取得しており、社員の環境意識も高い一方で、具体的にどのような対策をすれば良いのかが見えていないという状況でした。- 実際にご活用いただいた弊社サービスについて、印象に残ったこと、特に助かった点や安心できた点、 専門の支援を活用して良かったとお感じになったことはありますか?
エニマス(見える化機器)を活用して、各電気系統や具体的な箇所の電力を監視できたことです。
例えば、照度計測による電灯の不要箇所の特定、スイッチの増設によるON・OFFの実施や、
エアリークビューアーを活用した、目に見えないエアー漏れの検知、
エアーコンプレッサーのタイマー化とインバータ化による削減など、
指摘事項を測定と監視でデータ化し、数値として「見える化」することにより、従業員の省エネ意識に変化が生じました。さらに、毎月各項目についてセクションごとに話し合い、改善の機会が増えたことも支援を活用して良かったと感じています。
- 社内では変化や成果はありましたか?
使用していない作業場や不要な箇所の積極的な消灯に取り組むとともに、定期的なエアー漏れ点検を行い、必要な修理・保全を自主的に実施しています。
また、工程の変化に応じてコンプレッサーのタイマー設定を見直し、毎月の電気使用量を公開することで、作業量に見合った使用量となっているかを継続的に監視しています。
これらの活動を通じて、経費削減だけでなく、CO2排出量の削減についても意識できるようになっています。- これから取り組む企業や、同じような課題を抱えている企業に向けてひと言あればお願いします。
CO₂の削減とひと言で言っても、「具体的に何をすればよいのか分からない」「方法が分かっても継続できない」など、
企業にとってなかなか取り組みが進まないのが現状かと思います。
まずは専門家に強みと弱みを分析していただき、各セクションで取り組む内容を具体的に決めることが重要です。さらに、定期的なモニタリングを行い、専門的な視点から具体的な指摘や助言を受けることで、着実に取り組みを進められると思います。
こうした取り組みが、結果的に経費の削減やCO₂排出量の削減につながっていきます。- これまでの取組結果を活かして、事業をどのように発展させていきたいかお聞かせください。
大手取引先は今後、中小企業に対してもGHG排出量の削減を求めるようになります。
同じ製品であれば、より排出量の少ない製品を選ぶ企業が増えていくと考えられます。
削減への取り組みを具体的にアピールし、取引先から選ばれる企業・製品を作ることを目指してていきます。
ESJ支援担当者の声
エネルギーソリューションジャパン
戸神 猛
自主的に取り組まれる継続的な省エネ活動の先に、脱炭素化を期待しています
白栄精工様ににおかれましては、診断後、精力的に省エネルギー対策を実行いただくとともに、自主的な改善活動を継続され、大きな成果を挙げられていることを大変嬉しく思っております。
特に、コンプレッサーの消費電力に大きな影響を与えるエアリーク対策については、定期的な監視および修繕を実施されるだけでなく、改善活動を一過性のものとせず、その効果を維持・継続するための仕組みづくりにも取り組まれていらっしゃいます。
今回の診断を契機として、脱炭素化に向けた大きな一歩を踏み出していただけたものと感じております。
今後もさらなる省エネルギー推進と脱炭素化の取組が実を結ばれますことを心より祈念いたします。
